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医学部は現役での入学が難しい！
なんども言っているように、私たちはごく普通の家庭で、ごく普通の学力の家系です。
そこから医学部を目指そうとするわけですから、現役での合格は最初からある程度諦めていました。
現役合格を捨てていたのではないですが、我が子があれだけ頑張っていたにも関わらず、受験直前まで模試の判定で合格圏に入ることが出来きず、医学部はほとんどDやE判定でした。
医学部というのは特殊で、多浪生が多く、中には一度他の大学（多くは東大や京大）を卒業した人や、社会人になってから再受験した人なども混在します。ちなみに、息子の入った国立の医学部では１年生（１回生）の平均年齢が23歳でした。
普通の大学ではほとんどが現役の19歳、いても１浪の20歳でしょう。
それが23歳が平均年齢ということは、いかに浪人生や再受験組が多いかわかるでしょう。。
ですから、浪人しても落ち込む必要はありません。大丈夫です。
むしろ、あと１年じっくり受験勉強できる！と前向きになりましょう。
ただし、シビアな話をすると、浪人すると受けられる大学が限られてきます。
正確に言うと、多くの大学が現役生に有利で、浪人生には不利になる採点をするのです。
ですから、不利な判定をしない大学を選ばなければならなくなると言う意味です。
医学部を狙っている学生さんや親御さんなら、そんなこととうに調べていて、大学事の傾向を十分理解されているでしょうから、こんなことは釈迦に説法かもしれませんが・・・
親の金銭的負担は増えるが、覚悟を！
浪人すると当然、学習塾に通うことになります。それも医学部コースに。
それが、結構な授業料が必要なんです。合宿や夏期講習などプラスアルファの講義もあるため、100万以上の教育費がかかります。
我が家は普通のサラリーマン。我が子の大学入学の為に、我が子が生まれてから毎月かけていた学資保険の満期積立分ぜーんぶ塾代で消えてしまいました。150万ぐらいはかかったでしょう。
少しリアルな話をすると、１年浪人するということは、将来医者になれたとしても１年働く年数が減ったことを意味します。ですから、本当は塾代がかかるよりも、医者になってからの生涯年収が１年分なくなる方が痛いと言えるのかもしれません。
浪人することのメリットもあります
メリットとは違うのかもしれませんが、浪人することで、長時間勉強し続けられる集中力と継続力に磨きがかかります。
この力は、実は医学部に入学した場合、とても貴重なスキルになるんです。
少し脅すと、医学部というところは在学中、実は受験勉強の時以上に勉強しなくては留年してしまう恐ろしいところです。
授業についていくための勉強が大変なのと、試験もシビアです。１単位でも落とすと確実に留年してしまうのです。
そんな留年なんてする人いるの？と思うでしょ。それがいるんです。しかも医学部の場合、学年の５％〜10％が留年するそうです。
ですから、医者になってからも勉強の連続ですから集中力はとても貴重なスキルなのです。
浪人すると「絶対医師になる！」というモチベーション維持に苦労する
浪人すると、当然、もう浪人したくない。他の同い年の仲間は大学生活を謳歌しているというのに・・・
と焦ってきます。そして、次もダメだったらどうしよう・・２浪は流石にダメだろう・・・と怖くなってきます。
そこで、医学部を諦めて他の学部に乗り換えたりしてしまう人も少なくありません。
絶対に医学部に合格して医師になる！という強い意志とモチベーションの維持が実はとても難しいのですね。
そんな時に私がお薦めなのは、勉強の合間の息抜きに医療マンガを読むことなんです。
なーんだそんな事か・・と思うかもしれませんね。
でも、我が子の場合、これが意外に良かったようです。
我が子は２浪の末、ようやく国立大学医学部に合格しましたが、よくモチベーションを維持できたなと感心していましたが、この医療マンガを読むことも良かったようです。
受験生はゲームやマンガを読むことに罪悪感を持つ傾向にありますね。我が子も浪人中はゲーム機とゲームソフトを全て箱に詰めて押し入れに入れて封印していたぐらいです。
でも、医療マンガなら、罪悪感なく勉強のつもりで読んで、「医師になる！」という夢を再確認もでき、しかも少しリラックスできるというメリットもあるんですよ。
ぜひ、一度試してみてください。
