医学部合格を果たした家庭の体験を元にこれから医学部を目指す皆さんにアドバイス

国立大学医学部受験を普通のサラリーマン家庭から目指す人必読

国立医学部受験に失敗し浪人した人へ

医学部学士編入と再受験に対して親からの意見

更新日:

3月に入り、私立の一般学部の合否もわかり始め、そしてそろそろ国立大学医学部2次の前期の結果もわかる時期になってきました。

多くの受験生とその親が様々な将来の可能性の選択肢の中で何を選ぶかを迫られます。

医学部が合格していれば、迷わずその道に突き進めば良い訳ですが、残念ながら合格できなかった家庭では深刻ですね。それぞれの家族でその選択肢は異なるでしょう。

医学部に進む道を諦めない場合、幾つかの道に分かれるでしょう。

1)医学部受験に失敗し浪人する→翌年医学部再受験→合格

2)私立(または国立後期)の他の学部を受けて合格した→進学せず翌年医学部再受験→合格

3)私立(または国立後期)の他の学部を受けて合格した→進学して仮面浪人

  →仮面浪人した場合はさらに2つの選択が可能

   3ー1)在学中受験勉強して翌年医学部再受験→合格

   3ー2)4年生大学を卒業して医学部学士編入試験を受ける→合格

もちろん、2)、3)は医学部以外の他の学科が合格できた場合の選択肢です。

しかし、多くの医学部狙いの学生レベルなら他の学部の合格を勝ち取るのは例え後期といえど容易いでしょう。

医学部再受験と医学部学士編入試験どちらがオススメか

私は予備校のスタッフでも、高校の教員でもありません。ですから明確にどちらがオススメかなんて実は言える立場でもなければ知識もありません。

ただ、子供の2浪を経験してきた親の立場での判断基準なら話せますので、参考になればと思います。

親の立場ではズバリ

2浪までなら→国立大学医学部1本に絞った医学部再受験をさせます。

3浪が決定した時点で→医学部学士編入試験をさせるために有名国立大学か私立大学も視野に入れた勉強をさせます。

なぜなら、3浪目でダメだった場合は、そのまま医学部を目指し続けるしか道が残されなくなるぐらい追い詰められるからです。

3浪目でダメだった場合、他の一般大学に行っても同級生は年下ばかりですし、就職も不利になります。それぐらいなら、専門学校に行かせて、理学療法士やレントゲン技師などを目指ささせた方が良いと思えるからです。

3浪目の1年は大きな1年です。ただの1年の違いでは済まされないように思うのです。

医学部学士編入を目指す場合、とりあえずは有名大学を卒業したという肩書きは手に入ります。4年間在学している内に、医者になる以外にも夢を持てるかもしれません。また逆に、4年在学中も医者になる夢を持ち続けられたとしたら、それは本物です。おそらく4年の内に在学大学の勉強はもちろん、卒業後に目指す医学部学士編入試験を受ける勉強をし続けられることでしょう。

医学部学士編入試験を目指すということは4年間、自分をもう一度見つめ直し、夢を見極める時間の猶予をもらえるということなのです。

もちろん、この試験に合格して医学部に進んだ場合は、新たに入学金や授業料が必要になるため経済的負担は増えるでしょう。

この選択肢の場合は奨学金を視野に入れなければいけないかもしれません(奨学金は子供の将来への負債ですが医者なら返せるでしょう)。

でも子供の将来を台無しにするリスクをギリギリ排除することはできるのです。

前置きが長くなってしまいました。

それでは、医学部学士編入受験とはどういうものかを再確認しましょう

まず、医学部学士編入試験の受験資格を見てみると

●4年制、または6年制の大学を卒業(または卒業見込み)し、学士の学位を取得しているもの。

●医学部を卒業、または在学中でないもの

となります。

「学士の学位」とは、4年制の大学を卒業できれば自動的に取得できるものですから安心してください。ちなみに大学院に進んでいけば、

学士→修士→博士、と学位がステップアップしていくのです。そしてもちろん、大学卒業後に就職してしまっていても大丈夫です。ちなみに、我が子が2回生の時、この編入試験を合格し多くの人が編入してきたらしいですが、そのほとんどが東大や京大の卒業生、就職していた人も官僚をやめて受験したような人だったようです。超エリートですね。

さて、受験資格がわかったら、そもそもこの医学部学士編入試験という制度がどういうものかお教えしましょう。

医学部学士編入試験とは、

上記の資格を有している人を対象として、様々な経験を積んた多様な人材を医師として確保することを目的としています。

試験は、多くの大学では書類審査、学科試験、面接によって行われます。

学科試験は、英語と生命科学、理科、数学などの組み合わせで行われます。

全ての医学部で行われるわけではなく、全医学部82校(防衛医大含む)の内28校(国立大学のみの場合)、合計で募集定員合計は約200名程度となります。

倍率は通常の一般の2次試験が3〜5倍程度(後期だと10〜15倍程度)なのに対し、この医学部学士編入だと20倍〜50倍が平均的な倍率となります。

ただ、学士編入は複数の大学が受験できるため、単純には比較はできませんが。

少しだけこの2つのメリットとデメリットをあげてみましょう。

医学部学士編入試験のメリット

●再受験よりも受験科目が少なく絶対量が少ないため、再受験よりも難易度は低い(倍率を除き)。

●ほとんどの医学部が2年次からの編入となり1年お得。

●何よりも、有名大学卒業という肩書きが残されているので逃げ道がある。

●4年の間、自分が本当に医者になりたいのかを見極める猶予が得られる。

医学部学士編入試験のデメリット

●4年は他の大学に通学し、卒業しなければならない。

●4年大学に在学し進級しなければならず、学士試験勉強と並行して勉強するのが大変。

●4年間医者になるというモチベーションを維持できるか試される。

●他の仲間とは目指すものが違うため学内で浮いてしまい、中途半端な学生生活を送ってしまうリスクがある。

まとめ

以上、医学部学士編入という制度を説明しました。以外に知られていない制度なので、将来医者を目指すルートの選択肢に入れてみてください。

ただ、これはあくまで2浪、3浪という状況の中での選択肢とすることをお薦めします。

まずは現役、もしくは1浪してでの医学部合格を目指すことが本来の姿だと思います。

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