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サラリーマン家庭の皆さんは、大学のお金の問題をはっきりとお子さんと共有しておきましょう
さすがに私立の医学部を狙いたいとは言いださないでしょうがわかりません。サラリーマン家庭で、遺産もない場合は、子供にも、正直に国立医学部しか狙えないこと。私立の場合は、奨学金を狙わなければならないことを伝えましょう。奨学金は相当学力がいるのと、返済の負担を考えると現実的ではありませんから、国立大学医学部一択しかないことをお子さんにも知っておいてもらわないといけません。別のページでもこのことは書きました(→お金の話)ので、多くの家庭の皆さんは、もっと前から親子で、どの大学を狙うべきか、そして家庭の経済状況からどこなら行ってもいいのかを共有して、その大学の受験対策を練って来られたと思います。子供を医学部に行かせられても、家庭が借金で破産してしまったら意味がありません。よくよくシュミレーションしてくださいね。
大学費用は自宅が良いか、一人暮らしを始めるかで大きく変わります
大学に行くための費用は、入学金や授業料だけではありません。生活費も考慮する必要があるんですよ。特に家を離れて一人暮らしが必要な大学を選んだ場合は、かなりの金額が年間に必要となります。
おそらく毎月の仕送りは12万〜15万は覚悟する必要があるでしょう。
これが親元から通える医学部に入ってくれると5万7千円程度で済んでしまします。
普通なら、大学生はこれらの負担を少なくするため、一生懸命バイト代で賄うのでしょうが、
医学部生はアルバイトをする時間とれず、バイト代が期待できません。授業の予習・復習、研究に忙しく、
ちゃんと勉強しなければすぐに留年が決定してしますのです。バイトのために留年してしまうなんて、
本末転倒です。親の負担を減らすためのバイトが、留年すると親に1年分余分に学費を払う負担を増やすことになるのですから。
最初の話に戻しますが、このお小遣いの仕送り金額ももちゃんと考慮して計画をしてみてくださいね。
一人暮らしの仕送り負担が厳しい家庭なら、国立大学の医学部という縛りだけでなく、そこに「自宅から通える通学圏にある大学」という条件が加わることになります。かなり狭き門の中で、2次に受ける大学を探さなければいけないのです。