現在2022年3月9日。今週は全国の国立大学の前期合格発表ウィークでした。
国立大学医学部に合格の皆さん、頑張りましたね。おめでとうございます。親御さんも本当に安心されたでしょう。
残念ながら不合格だった皆さん、とりあえずお疲れ様でした。
これから後期試験を目指す人や、今年は諦めて来年に向けて浪人を覚悟した人もいるでしょう。
医学部受験は浪人上等!1浪2浪当たり前な学部なんです。何年かかかっても合格したらいいんです。
医学部に合格したもん勝ちなんです!夢を持ち続けて頑張りましょう。
さて、本題の繰り上げ合格のお話です。
国立大学医学部の合格者が発表になったことで、防衛医大や私立の医学部正規合格を辞退する人が今週から多発するのは間違いありません。
するとどうなるか!
はい、繰り上げ合格のオンパレードです。
特に防衛医大はお試しとして受験し、合格しても一旦キープしておいて国立大学医学部の合格発表の結果を見てから最終どうするか決めるパターンがほとんどのはずです。
防衛医大もそれを理解していて、合格発表後の「入学意思表示書類」を提出しておけば合格をキープすることができるようになっています。
防衛医大は入学金も授業料も不要で事前に支払いもなく、最悪入学式(正式には入寮締め切り日)までに合格辞退書が届くようにすれば辞退が認められるため、ノーリスクで合格をキープできるのです。
なんと国立医大の後期の合格発表を待ってから防衛医大の合格辞退も可能なのですから、どこまで親切なのでしょう。
まあ、防衛医大も国立大学医学部も国の運営する機関なので、どちらに入学されてもいいと言えばいいのでしょうが、防衛医大にしてみれば、優秀な生徒を合格させていたのに、それが国立大学医学部に流れてしまうというのはどうなのかと思ってしまうのは私だけでしょうか。
私立の医学部の場合、2月に合格発表があり、そこから1週間以内に入学金の支払いと各種手続きをする必要があるところがほとんどなので、私立医学部の辞退者は少ないかもしれませんがゼロではないでしょう。
いずれにしても、とにかく3月も中旬に差し掛かり、これから3月月末にかけてどんどん繰り上げ合格が本格化していくので、補欠合格の皆さんはどうぞ期待して待っていてください。
繰り上げ合格を期待しながら待つ補欠合格者が気をつける事!
補欠合格で繰り上げ合格を期待している人たちに最後に助言したいことをいくつか挙げて終わりたいと思います。
注意1)繰り上げ合格の連絡は電話で来ることがほとんどです。電話して誰も取るものがいなければ、その繰り上げ権利が次の繰り上げ候補者に権利が移動します。この時期は電話はいつでも取れるように準備しておきましょう。時間帯は朝8:00〜20:00にかけてです。
注意2)あまり過度に繰り上げ合格に期待しないようにしましょう。ダメだった場合の心のダメージが大きいのと、浪人して予備校に通う準備に出遅れてしまい来年不利になってしまいます。
さあ、皆さん繰り上がるといいですね。祈っています。