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大学受験の補欠合格に見切りをつけいつ頃から予備校準備をするべきか

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まずは国立医学部の2次(個別)試験お疲れ様でした。

大学共通テストの結果で足切りにも合わず、医学部受験ができるレベルになったこと自体凄いことだと思います。

どうか自分に自信を持ってください。

ここからは2次の試験待ちですね。

見事正規合格を果たせたら素晴らしいですが、中には残念ながら不合格、または補欠合格の方も出ることでしょう。

どんなに優秀でも、医学部試験は全国の優秀な人たちばかりが集まってくる試験です。人が集まればどうしても順位が出来、不合格になってしまう人が出ます。

不合格なら後期のある国立医学部を受験するとか、中には私立の医学部を受験する人もいるのかもしれません。

問題なのは「補欠合格」通知を受け取った受験生の皆さんです。

結論を先延ばしにされ、生殺し状態です。

繰り上げ合格になるかどうかは何の保証もありません。むしろ来ない可能性の方が高いのです。

でも人間は弱いもの。

そんなわずかな可能性でもすがりたいと思うのは仕方ないことなのですが、こと将来をかけた医学部受験においては、そんな甘いことは言っていられません。

先に結論を言っておくと、

●補欠合格通知が来たとしても、後期試験を受けるならそれに集中すること。

●後期試験を受けないなら直ちに予備校探しを始めること。

●正規合格者の入学手続き締め切り日を一つの目安にし、それまでに繰り上げ連絡がなければ諦めてスパッと頭を切り替え予備校の入学準備を進めること。

※予備校の入学金を振り込んだ後に繰り上げ連絡が来た場合はそのお金は諦める覚悟も必要です。

ではもう少しお話ししていきましょう。

目次

補欠合格者の落ちいる「もしかしたら」「自分はきっと」病

多くの大学では、補欠合格から繰り上げ合格になる人が一定数いるのが事実です。ですから補欠合格者が繰り上がるチャンスはゼロではないので、なかなか浪人への踏ん切りが付かないものなのです。

大学によっては、補欠順位が知らされて、自分が繰り上げ合格圏かどうかある程度判断できるのですが、ほとんどの大学で補欠順位は公開されません。

ですから「もしかしたら繰り上がるのでは!」と言う期待から逃れられないのです。

しかし、このもしかしたら病にかかってしまうと、浪人してしまった場合の覚悟や予備校探しの第一歩が踏み出せません。

でも、よく考えて!

もしダメだった場合、もうこの時点で来年の入試戦争は始まっているのです。

うかうかしていると、良い先生がいて実績ある予備校の定員はどんどん席が埋まってしまいます。

医学部コースを売りにしている予備校やそのクラスの定員には限りがあるものです。

この対応への一歩を踏み出せずにいると、それこそ不合格通知を受け取りさっさと予備校準備をしている人の方が、来年の試験に向けてリードすることになってしまいます。

国立医学部の後期を狙うならそれに集中しよう

国立医学部の後期は3月の中旬に実施されますね。

前期試験で正規合格の方は、後期試験の前に入学手続きの締め切りがあるため、ほぼ全員が前期の合格大学に進むのだと思いますが、補欠合格の方は、繰り上がるかどうかも分からないまま後期試験を受けることになるでしょう。

気持ちの切り替えが必要です。後期に神経を集中させて臨んでください。

ただ、後期試験が終わったら直ちに予備校探しを始めましょう。

ご存知の通り、後期試験は定員も少ない上に優秀な人たちが多く受験してくるため前期より偏差値が高くなり難関になるものです。

合格の可能性が低いため、予備校探しは必須でしょう。

補欠合格者には繰り上げ合格はしなかった場合は何の連絡もありません

補欠合格者の残酷な所は、繰り上げ合格になった場合は書類または電話(多くの場合は電話)が来ますが、繰り上げにならなかった場合は何の連絡もないと言う所です。

通常、繰り上げ合格は正規合格者の入学手続き締め切り日の前後に多く発生します。入学手続きをしない=合格辞退になるからです。

正規合格から辞退者が出ると定員割れを起こすので、繰り上げ合格で補充するのが繰り上げの目的なのです。

ただ、中には正規合格者が入学手続きをし入学金と学費を振り込んだにもかかわらず合格辞退をするケースもまれにあるため、かなり遅れて繰り上げ合格の連絡が来ることもあります。

3月下旬なんてこともあるようです。

ですから、いつ補欠合格者が繰り上げ合格の可能性がなくなるのか明確な期日が定められていないのです。

まさに生殺しです。

【まとめ】とにかく補欠合格が出ても予備校準備は進めよう

このように受験生を苦しめる「補欠合格通知」ですが、文句ばかり言っていても仕方ありません。

対策としては、冒頭に言ったように、

●補欠合格通知が来たとしても、後期試験を受けるならそれに集中すること。

→しかし、めぼしい予備校をピックアップし、入学するための手続きを調べる程度はしておきましょう。

我が家の場合は、予備校探しは親である私たちがしていました。と言ってもほぼ妻がやっていたのですが・・・・

このように子供は受験に集中し、親は万が一に備えての準備を進めておくというスタイルが一番おすすめですね。

ただし、決めておくのではなく、本人に予備校を選択するための材料を準備するというスタンスが大切です。

●後期試験を受けないなら直ちに予備校探しを始めること。

●正規合格者の入学手続き締め切り日を一つの目安にし、それまでに繰り上げ連絡がなければ諦めてスパッと頭を切り替え予備校の入学準備を進めること。

→万が一繰り上げ合格が来た場合は、その予備校の入学金は諦める覚悟が必要となりますが・・・・浪人することを思えば安いものだと諦めましょう。

→我が家の場合もそうでしたが、浪人が決定した場合の予備校選びは、その第一候補としてそれまで通っていた予備校を考えておくのがおすすめです。

何よりもそれまでお世話になった先生やチューターの方がいらっしゃいますし、成績の進捗データもあるわけです。

浪人してしてしまったことを今まで通っていた予備校のせいにするのでは無く、最後まで予備校と二人三脚で臨む覚悟も必要でしょう。

以上、皆さんの合格を心より願っています。

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