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医学部受験と東大受験はどちらが難しい?

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医学部受験と東大受験はどちらが難しい?

医学部受験をめぐっては、東京大学受験との比較をされる記事がどうしても多くなってしまう傾向にあるようです。
国立大学の王者として長く君臨し続け、これからもその位置は変わらないであろう東京大学。
そして、近年の医学部人気で受験の難易度が急上昇中の医学部。

どうしても比較したくなります。

王者「東京大学」の受験と医学部受験比較の方がその難易度をイメージしやすい

私自身も、我が子が医学部受験をするにあたり、この手の記事は読み漁りましたし、高校や予備校の先生方との面談でもよく話題に出てきたように思います。
しかしよく考えてみると、医学部に行くか東大に行くかを迷っているのならわかりますが、最初から医学部を目指しているのにどうして東大との比較話がでてくるのでしょうか。

それは私の想像と体験から

●医学部受験の難易度を伝えるのにちょうど最難関と言われてきた東京大学との比較が分かりやすい。
●東京大学と同レベルといった話をすることで、医学部受験をすることの凄さというか自慢を間接的にしている。

ということではないかと思うのです。
医学部受験=東京大学受験と同レベル。 だから医学部受験することはすごいこと。という二段論法です。

私自身、「医学部に入ろうと思ったら東大にも入れる」「田舎の医学部でも合格できるレベルなら、東大の普通の学部なら楽に合格できる」などと、根拠のないことを半分自慢気に知人や田舎の両親に話してしまっていました。

また、それにより、自慢だけではなく、

●受験を2回失敗していることを肯定し、東大と同レベルの受験に挑戦しているのだから留年もしかたない。
●合格した時にも、東大と同レベルの難関の医学部に合格するなんて凄い。

と思われるように仕向けたり、自分でも思いこむようにしていたように思うのです。

東大と比較するのかとても分かりやすいから仕方ない部分もあるでしょう。
田舎の年老いた両親など、東大や京大が凄いことは分かっても、他の大学のレベルなんて知らないですし。

今になって思い返すと、まったくの嘘ではないにしても、無意味な比較ですよね。単純にセンター試験の得点率や発表される偏差値でだけの比較なのですから。

東京大学との比較は危険

しかし、中学や高校1~2年の学生の皆さんや、その保護者の方が医学部受験と東京大学受験を比較するのは少し危険なことだと感じています。
なぜなら、誰でも
東京大学=一番の超難関大学・日本中の天才秀才が行くところ。
というイメージがあり、あ~東大なんて私は(私の子供は)無理だわ~。そんな夢みたいなこと!と思ってしまうんじゃないでしょうか。

国立大学医学部の場合はどうでしょう。

鳥取大学医学部、金沢大学医学部・・・有名でない田舎の医学部だとなんかがんばれば合格できそうなイメージがありませんか。

実際は、どこの医学部であれセンター試験得点率85~90%、偏差値65~70程度ないと合格できない超難関大学なのですが・・・・・

まあ、気を引き締め、油断しないために比較記事を読む程度にしておいた方がよいと思いますよ。

実際、医学部と東京大学どちらが本当は難しいのか

では本当の所、医学部と東京大学どちらが難関なのか知りたいですよね。

答えは比較すること自体がナンセンス!です。

一説には、中堅ランクの国公立大医学部で東京大理科Ⅰ類合格レベル、私立大医学部であっても早慶理工学部合格レベルの学力が求められるといわれていますが、
実際には、単純に比較できないのです。
確かに基準を設ければ比較をすることは可能です。例えば、先ほどから出ている「偏差値」「センターの得点率」。そのほか倍率や合格者出身高校、合格者の高校時代の全国統一模試成績。いくらでも比較データは作れるでしょう。しかし、それはリアルであっても真実ではないのです。

実は、両社の難易度は、人によって異なります。
つまり、医学部の方が合格しやすい人もいれば、東大の方が合格しやすい人もいるということです。
なぜなら、医学部受験と東大受験では、求められる能力が全く違うからです。

●医学部と東京大学の求める人材と試験傾向
東大で求められている人材は、ある分野に特化したスペシャリストです。
多少苦手な科目があったとしても、極端な話、他の何かの科目に抜きんでた能力があれば、合格できる場合があるのです。

一方、医学部で求められているのは、ミスなく、当たり前のことが完璧に出来るジェネラリストです。
東大受験と違って、医学部受験では、苦手な科目が1つでもあると合格することができません。

ですから受験対策として国立医学部狙いと、東大(理Ⅲ以外)狙いでは、勉強の戦法が全く違うのです。
医学部受験は簡単な問題で絶対に落とさない、広範囲で確実に得点できる勉強、
東大は、難しい問題でどれだけ点数を拾うか、という勉強を徹底して対策していかなければなりません。

ちなみに、私の子供とこの比較の話をよくするのですが、子供は「自分は国立大学医学部に合格できたけど、東大に合格する自信は全くなかった」と必ず言います。それが正直なところなのでしょう。
それに、医学部に限らず難関大学の場合は、行きたい大学と学部の過去問や出題傾向を徹底的に勉強し対策して試験に臨むわけですから、今まで●●大学の医学部狙いの対策勉強をしてきたものをいきなり東大のどこでもいいから受けろと言われてもそりゃ~合格できる自信なんてないですよね。

いずれにせよ医学部も東大も超難関であることは確か!

東大と医学部を比較することはナンセンスでも、両者が超難関大学であることは確かな事実。
合格安全圏にいようとすれば、同じ試験を受けるセンター試験でも両者とも得点率90%は必要なのですから。

少し、倍率という観点でもみてみましょう。
50ある国公立大学医学部医学科の2019年度入試志願者に関する速報値(2月8日時点)をまとめたところ、
●前期日程の募集定員合計3635人(前年度3668人)に対する応募が1万5834人(同1万6412人)で、全体の倍率は4.4倍(同4.5倍)でした。
●後期日程試験は定員計524人(同539人)に8889人(同8593人)が応募し、倍率は17.0倍(同15.9倍)でした。※多少誤差ある場合あり
かなりの高倍率です。

しかも、目をそらしてはいけないのは、この前期・後期を受験してくるこの約2.5万人は、日本全国でトップクラスの秀才たちだということ。
それこそ全国統一模試で偏差値65前後の猛者たちばかりで競い合うのです。

よく言われるのが、偏差値65前後の生徒とは、受験生全体の6%程度、そして小学生の時代から勝ち抜いてきた同級生たちの中のわずか2%前後の生徒なのです。
他の学部なら、お試し受験や記念受験、浪人覚悟の玉砕受験と、最初から相手にならないような学力の受験生も受験してくることがありますが、医学部の場合は本気で勉強してきた受験生ばかり。そこは、万に一つもラッキーは存在しない世界です。
それは高みに上り詰めた東大、医学部どちらにしても同じことでしょう。

まとめ

いろいろな角度から、東京大学と医学部の受験に関してお話してみました。
詳しいデータは、検索すればいくらでも出てくる時代ですからあまり詳しくは書き込んでいませんが、
とにかく、比較することはナンセンスで、どちらも超難関大学。

まあ同レベルとは言ってもいいかもしれませんが・・・・

そしてどちらを目指すかによって、勉強の仕方がまったく違うということはお分かりいただけましたか?
この記事を読んでいる方は、当然医学部志望のはずですから、とにかく東大レベルであることは確かな医学部を目指していることを誇りに、そして気を引き締め、油断せず最後まで戦ってくださいね。
そして親御さんも、お子さんが東大レベルである医学部を狙うことに誇りを持ちながら、それが逆に変なプレッシャーになりお子さんを委縮させないようにしたあげてくださいね。

それでは健闘を祈ります。

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