医学部合格を果たした家庭の体験を元にこれから医学部を目指す皆さんにアドバイス

国立大学医学部受験を普通のサラリーマン家庭から目指す人必読

医学部を目指す受験生と保護者の皆さんに伝えたいこと

医学部受験を乗り切るために免疫力を高めよう

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目次

超難関国立大学医学部受験で合格するには健康が一番、1日休むとその差は縮まらない!

国立大学医学部受験をこの1年間やり抜くには、半端ではない体力と集中力、そして精神力が必要となってきます。その力を最大限引き出すためには、心身が健康であってこそです。

よく言われるのが、もし風邪で1日寝込んで勉強をできなかった場合、それを取り戻すのに3日はかかる!という説です。私はこと医学部受験ではそれはないと思っています。正しくは、差を縮めることはできない!です。1日1時間余分に勉強して取り戻せばいい?

もし、この記事を受験生本人が読んでいるなら私はこう問いかけたい「今、風邪で休んでもその分あとで余分に勉強して取り戻せばいいと思った人、あなたは余分に勉強できる余力の時間がまだあったんですか?ライバルは必死にギリギリの所で勉強していますよ!時間の余裕なんてあるはずないです。もし、まだあるというあなたはまだ必死さが足りないということです。そんな事でこの大学受験の中でも最難関の国立大学医学部で合格を勝ち取るなんて不可能です」。

睡眠時間を削って取り戻す?その無理は必ずまた心身の負担となって現れ、体調を崩す原因になってしまいます。絶対にやめてください。

わかりやすく一流選手同士のマラソンに例えてみればわかります。オリンピック選考のマラソン大会で、トップ集団にいながら、靴紐がほどけてしまったと一度立ち止まって結び直しをしたらどうなりますか?絶対にトップ集団には戻れませんよね。無理に戻ろうとすると、オーバーペースになって、途中棄権になってしまうかもしれません。そんな選手を私たちはテレビで何度も見てきたはずです。ギリギリの所で競い合っている一流選手というのは、一瞬立ち止まるだけで、もう取り返しがつかないぐらい差がついてしまうものなのです。

ちょっと差別的な表現で本当に申し訳ないのですが、医学部を狙う受験生は全受験生の上位7%、同じ年齢の中の上位1〜3%の学力を持った一流の受験生なんです。マラソンでいうとトップ集団なんです。少しの油断が命取りになる集団。

ですから、風邪を引いてしまった場合は、その期間をどれだけ短くできるか。差を最小限に留められるかを考える他ないのです。他の受験生でもやはりペースが落ちたり、中には脱落していく者も出てくるでしょう。最後まで諦めずに、少しでも立ち止まる時間を少なくし、頑張りぬいた受験生が最後に勝利するのです。

ですから、風邪をひかない!がベストアンサーなのです。

ウィルスや細菌を寄せ付けない免疫力を身につけよう

受験を勝ち抜くために、風邪やインフルエンザ、その他の病気にかからないよう、未然の防止策として、

●手洗い&うがいを徹底する。

は当然大切です。そして同じように大切なのが、免疫力を高め自分自身病気と戦える力を備えることなのです。

でも免疫力ってなんなんでしょう?

なんとなく、病気にかかりにくい体の抵抗力ぐらいなイメージで皆さんも理解しているんじゃないでしょうか。

私は医療従事者ではありませんから、医療者としての発言はできませんが、一般的に公開されているファクト(事実)と、一般的に医療の世界でも推奨されている免疫力をアップさせるための毎日の習慣を書かせていただきたいと思います。

少し、説明的な内容になりますが、これからお教えする免疫力を向上させる方法がなぜ効果的なのかを自分で理解して、初めて効果が出るものだと思いますので、出来るだけ全てを読んでみてください。では、まず最初に、私と一緒に免疫力について学んでいきましょう!

そもそも免疫力って何?

免疫とは体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムのことです。

人間は生きて普通に生活しているだけで、毎日様々な異物の脅威にさらされています。体内では、がん細胞などの異物が毎日できます。生活空間にはウィルスや細菌、花粉やダニなど多くの有害なものが溢れ常に体内に入ってきます。免疫とは、それらと戦い、体を守る自己防衛システムなんですね。日本風に言えば、自衛隊です。

もし、免疫というシステムが体から無くなったとしたら、私たちはすぐに何らかの病気にかかってしまうのです。

大塚製薬のHPにわかりやすい説明を見つけたので引用します。

大塚製薬さんのHPで免疫力についてとてもわかりやすく解説されているページがあったので下記に引用させていただきます。

大塚製薬URL

免疫の仕組みは「防御」と「攻撃」の2段階
体には、「ウイルスや細菌(=敵)を侵入させない」、さらに「侵入した敵と戦う」

という2段階の免疫の仕組みが生まれつき備わっています。

第一段階 防御=「粘膜免疫」
日々の生活で、体内にはウイルスや細菌、花粉などの“ 異物” が絶えず侵入しようとします。しかし、これらの異物を“ 侵入” させないように私たちの体を守っているのが「粘膜免疫」です。
粘膜免疫が働く場所は、目、鼻、口、腸管などの粘膜です。ここで異物が粘膜を介して体内に入るのを防ぎ、体外に出してしまうことで感染を防ぎます。

第二段階 攻撃=「全身免疫」
さて、病原体が「粘膜免疫」を突破して体内に侵入し、増殖してしまった状態が「感染」です。体に侵入したウイルスや細菌に対しては、第2段階の「全身免疫」が働きます。全身免疫のシステムでは、免疫細胞が病原体を捕えて、排除するよう働きます。
なお、体内では古い細胞が新しい細胞に入れ替わるために細胞分裂が起こっています。細胞分裂の際、異常な細胞が発生することがあります。この異常な細胞が増殖した状態が「がん」です。このように体内で生まれたがん細胞のような“ 異物” を攻撃するのも、全身免疫の役割です。

体内に病原体が侵入したら全身免疫の出番。免疫細胞が直ちに相手を捕えて攻撃する「自然免疫」と、相手の性質を正確に見極めて攻撃する「獲得免疫」の2段構えで守る。熱が出るのは、熱に弱いウイルスを叩くため。下痢は、敵を体外に早く排出するためで、これらも免疫反応の一種。

私たち素人にもなんとなく理解できます。風邪ひいて熱が出るのも下痢するのも、身体が病気を治すために戦っている証拠とはよく聞きますが、免疫が頑張ってくれていたんですね。

でも、熱がウィルスを叩くためだとすると、むやみに解熱剤で熱を下げるのは良くないことなのでしょうか? 疑問に感じたのでこちらも説明しておきます。

意外に知らなかった〜。病気を早く治す解熱のこと。

内科医さんの解説です。どうぞ参考にしてください。

ウイルスや細菌は、我々の体温が38.5度以上になるとたいてい死滅します。そのため脳と体は、体内に入ったウイルスや細菌と闘うために体温を上げて、白血球の働きを活発にします。そうして免疫機能を高めます。つまり発熱とは、生体の防御反応のひとつなんです

発熱は、体がウイルスや細菌をやっつけようとがんばっている状態ということです。では、解熱剤はすぐには飲まないほうがよいのか気になりますね。

熱が上がりだしたとき、37.5度までの微熱状態のとき、ぞくぞくと悪寒がして熱が出る予感がする段階では、解熱剤を飲んで体温を下げると、ウイルスや細菌が死滅せずに風邪が長引きやすくなります。この段階では解熱剤を飲む必要はありません。

ただし、熱が出ると、体がだるい、食欲がなくなる、頭痛などの症状が出ます。体力が消耗するので、長時間発熱が続く場合や症状が激しい、つらいときには解熱剤を飲んで熱を下げるようにします」。症状やつらさの感じ方には個人差があるので個々の判断となりますが、38度5分を目安に服用するとよいでしょう。

 

わかりいただけましたか。受験勉強の妨げになるからと、熱が出始めなのに、解熱剤を飲むのは逆効果なんですね。風邪のウィルスをようなも助けてやるようなものなんです。

では話を免疫力に戻しましょう。

免疫力が下がるとどうなるでしょうか?

免疫力が下がる!ていう言葉は医療ドラマや健康番組でよく聞きますが、具体的にはどんなことが起こるのでしょうか?
■ウィルス・感染症などにかかりやすくなる
■肌が荒れる
■アレルギー症状(花粉症・アトピーなど)が生じやすくなる
■下痢をしやすくなる
■疲れやすくなる

などが挙げられるようです。

免疫力を高めるにはどうしたらいいの?

免疫力を高めるには、普段からの生活習慣を改善することがポイントです。病人ではないので治療や薬、サプリメントなどに頼らず、普段から意識して免疫力を高めるための習慣を身につけることが大切なんです。ですから、風邪が流行してきたからといって瞬時に免疫力を高めるなんてできないんです。これからご紹介する生活習慣を継続していくことで徐々に免疫力が高まっていくのですから。

免疫力向上大作戦:その❶ 腸内環境を整える

毎日の生活習慣の中でも第一に意識したいものが腸内環境を整える食事です。
免疫細胞の約6割は腸にいると言われます。 腸内の免疫細胞を活性化できる食べ物をとっているかどうかが、免疫力を大きく左右します。

免疫細胞を活性化させるには、腸内の善玉菌を増やす。善玉菌を増やすには善玉菌のえさになる食物をとることです。

マヌカハニーには腸内の善玉菌を増やす効果があります。腸内細菌叢の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすことによって、腸内環境を善玉菌優位な状態に改善するとで体の免疫力や解毒力を高める効果もあります。今回、「新型コロナ感染症にマヌカハニーが効く!」という情報が拡散されましたが、私はこれはデマ情報だという記事を書きました。効くということは間違いで、マヌカハニーを摂ることで腸内環境が整い、結果的に免疫力が上がるのです。ですから、間接的に効くとということは言えるのかもしれません。しかしこれも摂取を毎日継続して初めて効果が出てくることです。即効性はありませんよ。→マヌカハニーの記事はこちら

善玉菌と言えば思い浮かぶのは乳酸菌です。乳酸菌はそれ自体が善玉菌であり、他の善玉菌のえさにもなります。
乳酸菌を含む食物は、ヨーグルトなどの乳製品のほかに、日本古来の植物由来の乳酸菌で発酵させた数々の発酵食品もありますから積極的に食べたらいいですね。

免疫力向上大作戦:その❷ 毎日の生活習慣を見直す

免疫力を高めるには、毎日の生活が大切です。何か特別なことをするわけではなく、ちょっとした工夫や意識を変えるだけでいいんです。いくつかポイントをあげますので、自分にできることを意識して実行してみてくださいね。

免疫力を向上させる生活習慣の見直しポイント

①適度な運動をする
体を温め、免疫力を高めるために欠かせないのが運動です。
無理をせず、自分のペースで適度な運動を生活の中に取り入れましょう。通勤途中に意識して歩いたり階段使ったりするだけでもいいですよ。私は毎日寝る前にラジオ体操を必ずするようにしています。・・寝る前の運動は???ですが、軽い運動で気持ちよく適度に体が疲れて私は眠りにつきやすいんです。

②ぐっすり眠る
心もカラダも昼間の活動の緊張から解放され、心底リラックスしているのが睡眠中です。
睡眠中は、免疫細胞の働きがとても活発になり、免疫力が高まるのです。免疫力が弱まると肌も荒れ、目の下にクマができたりと美容にもよくありません。

眠るのが大切なのは皆さんもわかっていますよね。でもスマホをいじったり、ゲームしたりしてどうしても夜更かしして翌朝寝不足で仕事に行くなんていうのが習慣になっていませんか?これが一番免疫力を弱めることに繋がる習慣なんですよ。

③バランスの良い食事を摂る
毎日の食事への心がけは免疫力に大きく関与します。栄養状態が良好なのは体に良いのはもちろんですし、腸内環境も整えます。
日本人が伝統的に続けてきた発酵食品、玄米や野菜中心の食生活が大事です。

折しも、昨今は発酵食ブームが到来していて巷には発酵食品が品数豊富に。別に難しい食べ物でなくてもヨーグルトでもいいんです。

④入浴で身体を温める
ゆっくり入浴することで、身体を芯から温め、全身を心地よくほぐしながら免疫力を高める良い方法です。
38~40℃ぐらいのお湯に、20~30分ゆっくりつかると良いでしょう。

この方法は、受験生のお風呂の入り方としては難しいかもしれません。お風呂上がりに眠たくなりますし、少しでも入浴時間を減らして勉強に当てたいのが心情でしょうから。

自分のリズムや体に合う方法を選択してください。

⑤思いっきり笑う
笑うと免疫細胞が活性化するというのはよく知られていますよね。さらに、笑えば血行が良くなり、ストレスに関するホルモンが減って、心が穏やかになるなどの効果があるようですよ。私は個人的にこの「笑う」ということの重要性には納得というか共感です。

しかし、なかなか受験生が笑う機会は少ないかもしれません。浪人生ならなおさらです。家と予備校を往復する毎日で結構無表情になってしまう子もいるでしょう。ですから、せめて家庭では、家族で会話をし、笑い話の一つもできる関係が大切なのだと思います。

まとめ

皆さんいかがでしたか。免疫力を高めるってそんな医学的なことではなく、結局、毎日よく食べ、よく眠り、よく笑う。それだけです。難しいことはありません。健康的な毎日を送るよう心がければ免疫力は勝手に上がってくれるんですから。ただし、何度も言いますが、これらを継続してやり続けることが必要です。速攻で免疫力を上げることは出来ないのです。

受験生本人のみならず、ご家族の皆さんもぜひ生活習慣を改善して、体づくりを目指しましょう。

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