医学部合格を果たした家庭の体験を元にこれから医学部を目指す皆さんにアドバイス

国立大学医学部受験を普通のサラリーマン家庭から目指す人必読

医学部を目指す受験生と保護者の皆さんに伝えたいこと

医学部受験を勝ち抜くには、家族全員の心身の健康が大切です

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目次

これから1年間受験を戦い抜くには健康がまず第一。

4月に入り、今年高校3年生の皆さんも、浪人して心機一転される皆さんも、これからの1年間、どうぞ頑張ってください。そして、それを支える親御さん、ご家族の皆さんも心身ともに、また経済的にも大変でしょうが、踏ん張りましょう。

皆さんは、これから1年間、どう学力を上げるかと思案されているかと思いますが、それは当然大切なことなので、担任の先生や塾の指導の元、正しい方法でスケジュールを組んでいただきたいと思います。私は教育者ではなく、あくまでも医学部受験を経験してきた子供の親ですので、その面の情報は皆さんにお話しはできません。ですから、ここで医学部受験を勝ち抜く方法といっても勉強方法のことではなく、家庭内の心身のケアについてお話しさせてもらいます。

心身のケア!そんな当たり前の事なら分かってる!と言われるかもしれませんが、これは国立大学の医学部受験を経験した家庭のものしかわかなないのではないかと私は経験してみて感じています。それも「心身」の中の特に「心」の部分のケアがとても大切になってくるんです。

間違いなく言えるのは、受験を勝ち抜くためには絶対に健康な「心と身体」づくりが一番大切だ!ということです。

我が子の場合は、中学・高校と体育系の部活に入っていたこともあり、それを自覚して浪人中も運動を欠かさなかったのでその面は安心して見ていられましたが、心のケアはそれなりに大変でした。その心身の健康管理を受験生本人だけでなく、家族全員でやることが重要なんだということをまずお伝えしたいです。

●受験生本人がまず健康な心身でなければ学力は向上しない!は当たり前。

●家族(両親、兄弟姉妹、祖父母)の心身の健康も実はとても大切。

受験生の健康に注意がいきがちですが、実は家族の健康もとても重要なんです。当然、家族にインフルエンザ患者が出れば同居している受験生に感染の恐れも出てくるわけですからね。

そういった病気の面もありますが、実は、「心の病気」にも注意が必要なんです。

特に、母親と兄弟(姉妹)。

母親は、受験生本人とどっぷり受験に入り込んでいく傾向にあります。そして受験生と同様、大変なストレスを抱えます。我が家の場合もやはり母親が受験にのめり込み、子供が2浪する中で半分鬱状態になり、子供のことよりも母親の心配をしたものです。そんな心が不安定なままでは、受験生の心身をサポートすることはできるはずがありません。

また、兄弟がいる場合、特に弟や妹がいる場合は、その子達の心身のケアが実は本当に本当に大切なのです。その子が中学受験とか控えていたらそれなりに気を使うでしょう。そうでない場合は、受験生に気をとられ、その子へのケアがおそろかになっていくものです。その子は親の愛情を感じられなくなるかもしれません。思春期の大切な時期、不安や悩みもあるでしょう。受験生のお兄ちゃん(お姉ちゃん)に遠慮して、我慢してしまうものです。その中で、本人なりに我慢しているつもりでも大変なストレスを抱えていくことになるのです。

我が家でも、末娘の妹がおり、本人は気丈に振る舞っていましたが、内心は寂しかったはずです。家族旅行やレジャーも受験勉強を理由に連れて行ってやれませんでした。何かというと受験の話題。構ってやることができず、本当にかわいそうなことをしたと今も思い出すだけで胸が締め付けられます。

私は、他の記事で、母親と父親の役割みたいなものがあると書いているのですが、そこには、父親は母親のように受験にのめり込まず、冷静に客観的に家庭の状況を見れる存在になるべきだとお話ししています。家族全体の心身のバランスを見ながら、適切な策を打つことが父親には求められます。母親に受験のことを任せっぱなしは良くありませんが、絶対に母親は受験にのめり込みますからある程度は任せ、行き過ぎたり、行き詰まったら引き止める。それができるのは父親だと思うんです。また、高校3年生ともなれば、半分大人同士として本音で受験生である子供と話し合うこともできるはずです。時には母親がストレスを感じているようなら、お子さんと二人で話し合ってお母さんを逆にサポートすることも大切です。そうすることでお母さんも救われるし、お子さんも自分一人で戦っている訳ではないということに気づいてくれるでしょう。

ますます難関となることが予想される国立大学医学部受験

2020年、新型コロナウィルス感染症が受験にもたらす影響は甚大です。受験生本人、そして家族のストレスも例年の比ではないでしょう。医療の現場では医療崩壊が起き、それでも懸命に戦っている医療従事者を見て、尊敬し自分も医師になりたいと医学部を目指す受験生が増えるかもしれません。これから訪れる大不況に向けて、安定職業として医師に人気が集まることも予想されます。

医学部、特に国立大学医学部に合格するということは、並大抵の努力では成し得ないものなのです。

でも、それは日本の受験生全員が同等にある状況です。

このような中で、いかに心身ともに健全さを保ち、家族で助け合い、戦い抜けるかどうかが大きな学力の差となって明暗を分けるはずです。

どうか、どうか、体に気をつけて、頑張ってください。

 

 

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