医学部合格を果たした家庭の体験を元にこれから医学部を目指す皆さんにアドバイス

国立大学医学部受験を普通のサラリーマン家庭から目指す人必読

サラリーマン家庭から医学部に入れる為にすべき事

サラリーマン家庭だけど私立の医学部も視野に入れたい時に利用したい制度を解説

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このサイトでは、あくまで国公立の医学部の受験をされるサラリーマン家庭への情報に限定させていただいていますが、サラリーマン家庭でも、絶対に私立を受験できない、入学できないわけではありません。現実的ではないとは思いますが、私立の医学部まで視野に入れると、受験がかなりプレッシャーから解放され、複数校を受験できるようになるわけで、合格の可能性が高くなるのは事実です。

目次

サラリーマン家庭が私立の医学部を視野に入れるには

言っておきますが、私立の偏差値は決して低くありません。現在は国立とほぼ同レベルです。ですから、国立に合格する学力がないから私立へというのは通用しないでしょう。あくまで、国立一択だと、前期試験、そして日程が合えば後期試験(後期は偏差値が急上昇するので超超難関になりますが)の2回しかチャンスがないのが、私立だと、それに加え、3〜5校は受験できるということだけです。

しかし、受験時の体調や試験出題内容もそれぞれですから、どれかでうまくすれば合格の可能性が高くなる可能性もあるでしょう。

でも、考えておいて欲しいのは、私立の医学部受験をする場合は、お試し受験や記念受験はやめておいた方がいいということ。受験料自体も高額なので、勿体ないですが、心配されるのは、もしめでたく合格できた大学があった場合、本当に行くつもりがなかった場合、自信につながればいいですが、浪人して国立を翌年に狙うのであれば、それが「ああ、せっかく合格したのにな〜。あそこに行っていればな〜。」とか、気持ちの逃げ場所を作ってしまい後悔することになることなんです。

私の家庭では、私立は医学部はもちろん、他の学部さえも1回も受けていません。※現役の時に高校に勧められるまま後期に別の国立大学の別の学部を受けたことはありましたが。その時は合格し嬉しかったのですが、当然行かなかったです。しかし、2浪中は、あの時行っておけばな〜と後悔の気持ちが湧き上がることが何度もありましたよ。

私立医学部の学費も無理をすれば手が届くでしょう

最近は私立の大学の学費が少し安くなってきたようです。日本医科大は2018年に570万の値下げを行いました。それに、ローンや条件付きで返済不要な奨学金制度のある大学もあり、チャンスが広がっているのも事実です。

※参考(年度により数万の誤差ある場合あり)

教育ローンを利用するには

優秀な生徒さんなら、特待生や無料奨学金を得られたりするチャンスもあるでしょうが、そうでない場合は、貸与型奨学金や教育ローンを利用するのが良いでしょう。

◾️日本学生支援機構(JASSO、旧日本育英会)での貸与型奨学金

年収600万円世帯の場合、高校時代に一定の成績を収めていれば、最大で月6.4万円を無利子で貸与型奨学金として利用できます。さらに、医大生なら月16万円(有利子)の奨学金も併用できるようです。6年間で借りることのできるのは最大で1613万円となります。

◾️日本政策金融公庫

最高350万円までの借り入れが可能でJASSOとの併用も可能です。国際医療福祉大、順天堂大、慶応大、日本医科大などの大学なら、JASSOとの併用でほぼまかなえる計算となりますね。

◾️銀行ローン

医学部限定上限3000万円ローンなどの教育ローンは、銀行によって存在します。高額の年収が約束される医師ならではで、完済は無理なく行えるでしょう。

これらの利用のほか、防衛医科大学であるとか、僻地への赴任を前提にした学費免除制度など調べれば色々手段はあります。

しかし、いずれも本人が医者になった時に、返済や勤務地の制限などの負担を負うことになりますので、よくよく家庭内で相談して決めてください。

また、その際のリスクとして忘れてはいけないのが、医学部に入学しても必ず医者になれるわけではないということです。

→このページ参照「医学部の過酷

医学部に入学しても、勉強についていけなくて挫折する生徒が数%いるのも事実なんです。そうなると、この奨学金の返済は住宅ローンの比ではないぐらいの負担としてのしかかってくるのですから覚悟が必要です。

私立の医学部生にかかるお金は学費だけではないのも忘れずに

私立の医学部に入学するということは、周りに医者や資産家の家庭の子供たちが大勢いるということです。奨学金でカツカツの生活をしてその子達と付き合っていくのは大変でしょう。その覚悟も必要になりますね。・・・でもこれは私の偏見かもしれませんが。国立の医学部にも多くの医者の家庭の子たちはいますから。

また、医学部の特徴として、これは国立でも同じことですが、参考書籍に50万〜100万必要だったり、研修での旅費宿泊費などもかかりますので、よくよく調べておいた方が良いでしょう。→お金の話参照

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