皆さん、我が子が医師を目指してくれたら、本当に夢が広がり育てがいがありますよね。まあ、子供ならみんな可愛くて愛情たっぷりに育てますが、医師を目指すとなると一層力が入ります。
そこで、今回は「我が子が医師を目指してくれるようになる!」ための取っておきの秘策を伝授したいと思います。我が家はこれで、子供に医師になる夢を持たすことができ、見事国立大学医学部に合格を果たすことができました。
ですから単なるアイデアではなく実践・検証済みな手法です。
その秘策とは、ずばり医療系、特に医師に憧れるような内容の漫画を小さな時から読ませること!
どうしてそれが必要なのか、そして本当に効果があるのかをお話ししていきたいと思います。
漫画を読ませるぐらいで!?とばかにすると、後悔することになるかもしれません。
まずは最後まで読んでみてくださいね。
目次
サラリーマン家庭の子供を医者(医師)にするために親がすべき第一歩
サラリーマンの子供は結局サラリーマンになる!なんて時代はもう終わりです。親が医者や金持ちじゃなければ医者にはなれない!なんて思い込みはサラリーマンのひがみです。
サラリーマン家庭からでもたくさんの方がお医者さんになっています。親が医者や金持ちでなくても医学部は合格できるし、医者にもなれるんです。
ただ、そのためには条件がたった一つだけあります。
それは、
親が子供を医者にしたい!と強く思い、子も医者になりたい!と夢を描くこと。
我が子が医者になったら!と親は一度は夢に見るものです。それは医師がという職業が、我が子が成功し幸せになる理想的な職種に思えるからです。
でもそれが夢で終わるか、実現するかは、どこまで親が本気になるかで道が分かれると言ってもいいでしょう。
なぜなら、「我が子を医者にする」と親が思わなかったら具体的な行動に移ることがないからです。
子供を医学部に入れるには、子供が小さな頃から準備し始めることが必要です。私たちサラリーマン家庭の子供なら尚更です。
小さな頃から塾に通わせ、勉強習慣を身につけさせる。そしてそれにはお金が必要になります。そのお金を工面する覚悟も親には必要なのです。
そしてもっと必要なのが、子供本人が医者になりたいと夢を描くこと。
医者になるためには医学部に合格しないといけないわけですが、そのためには小さな頃から必死に勉強をしていかなければなりません。
それこそ、小学生低学年の頃からです。
その辛い勉強をやり遂げるには、親が言うからとか、勉強しないと親に怒られるから!なんて理由だと長続きしません。
それどころか親のエゴ、見栄だけで我が子に辛い思いをさせてしまうことになりかねないでしょう。
医学部合格のための辛い受験勉強を戦い抜くためには、まず受験する本人が、何が何でも医者になりたい!と言う強い意志を持たなければいけません。
それが結局は、自分がなぜ勉強しないといけないのかの意味を理解し、納得することに繋がり、勉強が身につくことになるからです。
子供に医者になりたいという夢を持たせることが大切
子供の考え方、性格、好きな食べ物、全てにおいて一番影響を与えるのは親です。
それは子供が描く将来への夢にさえです。
先ほど、親が「医者になれ!」と決めつけるのは良くありませんと言いました。
でも医者になることを子供の夢に仕向けることは悪いことではないし、そう出来るのです。
こんなことを言うと、子供の自由を奪う酷い親だと叱られるかもしれませんが、多かれ少なかれ親は子供の将来を誘導しているものだと思うのです。
サッカー好きの親の子は、まず小学生の時からサッカーをするようになり、サッカー選手を夢見るようになるでしょう。スイーツ好きのお母さんの子供は、パティシエを夢見るようになるのかもしれません。
サラリーマンである私たちが、子供と医師との接点を持たせられるのは病気にかかった時の診察の時ですね。でもあれは注射をされたりで怖い思いしかさせられません(笑)
医者を夢見る機会にはちょっとなりにくいようです。
医者の子供が医者を夢見るのは、お金持ちだからでしょうか?
それだけではなく、やはり親が医者として活躍する姿に憧れ、自分もああなりたいと思い描くようになるからではないでしょうか。
では医者ではない私たちサラリーマンが、我が子に医者に憧れるように仕向けさせるにはどうしたらいいのでしょうか?
実は、医者に憧れ、医者になりたいと純粋に思ってもらうためには、
医療マンガや医療映画、ドラマを見せることがとても有効なのです。
我が子の場合、小さな頃パイロットになりたいと言っていました。おそらく、東京ディズニーランドに連れて行った時に乗った飛行機がとてもかっこよかったからでしょう。
そのあと、私と妻は、子供を空港に遊びに連れて行ったり、飛行ショーを見に行ったりしましたが、これは成功しませんでした。
パイロットは医者より高収入なので惜しいことをしました(笑)
いつからか、妻は我が子を医者にしてやりたい思うようになり、お医者さんはいいよ〜、かっこいいよ〜、たくさんお給料もらえるよ〜と呪文のように言っていました。これ本当です。
そして、医療のドラマやマンガを見せていたのです。
その企みは、大成功し、現在我が子は医学部に通っていると言うわけです。
しかし、見せる医療ドラマやマンガは、内容をよく考えた方がいいかもしれません。
単なる娯楽として見させるのではなく、子供の心を震わせ憧れさせる医者の姿が描かれていなければいけないのです。
単なるヒーローのような医者では現実味も信憑性もありません。子供とはいえ、そこは理解できるのですから。
子供が医者に憧れるために私がお薦めする医療漫画のジャンル
医療漫画は大きく3つに分けられると私は勝手に考えています。
1)医者としての生き方、医療への姿勢、患者とのふれあい、倫理などを重視したもの。いわゆるヒューマン系です。
2)医療情報や技術、オペシーンをふんだんに盛り込み、医療現場のリアルや医者のかっこよさを前面に出したもの。
3)完全にフィクションの世界で医療現場では実際にはあり得ない痛快ストーリーで面白くしているもの。
お子さんが男の子か女の子かでも違うでしょうし、今時点での年齢が何歳かでも理解できるレベルが違うのでどのジャンルが一番いいとは言い切れません。
ただ、まだ小学生低学年までなら医者が格好よく、ヒーローのように描かれているものが分かりやすく「憧れ」に繋がりやすいですね。
ある程度人間ドラマが理解できる高学年になると、ヒューマン系のものがいいように思います。
子供に読ませたい、私のオススメ医療マンガ5選。
誰がどの年齢で読むかにもよるので一概には言えないのですが、我が家の場合を振り返って見て、読ませてよかったな〜と思う具体的な漫画をご紹介していきたいと思います。
あたたかい気持ちになって、お医者さんっていいな〜。私もなりたいな〜。と思わせるようなマンガ。
「コウノトリ」「Dr .コトー診療所」がお薦めです。
どちらも医療現場の厳しさも描かれていながら、医者はどうあるべきか、患者とどう触れ合うべきなどを考えさせられ、ついつい涙してしまう漫画です。
どちらもドラマ化されて人気でしたね。テレビの前で号泣された方もいらっしゃったんじゃないでしょうか。
そのほかにも、「リエゾン〜子供のこころ診療所」、「19番目のカルテ」も良いでしょう。
お医者さんってカッコいー!憧れる!と思わせるようなマンガ。
「医龍」「Dr.DMAT~瓦礫の下のヒポクラテス~」がお薦めです。
どちらもカッコよく医師が描かれています。現実性という点ではギリギリな部分はありますが、許せる範囲ではないかと素人ながら思っています。
これもドラマ化されましたね。泣けるというより、カッコいい〜が立つ内容だったでしょう。
他にも、医療現場のリアルな現状を知りたいなら研修医として奮闘する「ブラックジャックによろしく」がありますが、
これは、ある意味まだ知らなくてもいい裏の厳しい事情までリアルに描かれすぎていて私は好きではありません。子供には理解が難しいでしょう。
医学部に通う我が子が、なぜか医学部に入ってから購入したマンガ
「ブラックジャック」「医龍」「フラジャイル」「コウノトリ」「ラジエーションハウス」
でした。あと、漫画ではなく小説ですが、「神様のカルテ」なんかも買っていましたね。
どれも面白いマンガですが、我が子曰く、最近のマンガは結構リアルな情報が書かれていて勉強になることもある!とのことです。
結構、どの漫画もちゃんと医師の監修を受けていたり、医師免許を持っている方が書いたりしていますからね。
有名な「ブラックジャック」を書いた手塚治虫先生は医師免許を持っている漫画家として有名でしたね。
しかし、ある程度の年齢になったら、痛快に治療してしまうようなフィクションに満ちた医療漫画は避けた方がいいでしょう。
うわべだけの医療知識で実際には起こり得ない治療方法やテクニックで不可能と言われる患者を治してしまう。そんな漫画は読む分には痛快なので面白く単なる漫画としては否定はしませんが、今回の趣旨である子供に医者になる夢を持たせるためには必要とは思いません。
どうでしたか、どうぞこれからお子さんを医者にしたいと考えている親御さん、また医者を目指しているお子さんがいる親御さんは、このような漫画をお子さんにプレゼントしてみては。ご自分で読んでも当然面白いですし勉強になりますよ。お子さんと共有の会話もできるようになります。
お薦めの漫画5選まとめ 順不同
産婦人科医を主人公にした医療ドラマ。リアルな医療現場の描写の中に、医師と患者の触れ合いや葛藤もストーリー化されていて感動もし泣けます。こんな先生になりたい、出会いたいと思わせる素晴らしい漫画です。
2:Dr .コトー診療所
都心の先端医療の現場から、島の地域医療のために診療所の医師になった医師の物語。先端医療のドラマのような格好良さはないものの、島民と診療所の暖かい触れ合いや、信頼関係が描かれている。地域医療の厳しさも描かれ、綺麗事だけではないけれど、こんな医師になってもいいな〜と思わせる漫画です。
3:医龍
リアルな先端医療現場の描写をしながら、大学病院組織や人間ドラマまで描かれています。外科医漫画に多いチームで取り組むパターンですが、医師は1人で治療するのではなく、麻酔科医、看護師など多くのプロフェッショナルのチーム医療で成り立っていることを気づかされるかっこいい漫画です。
4:瓦礫の下のヒポクラテス
東北大震災や豪雨による災害現場での医療の大切さがニュースになることが多い近年、災害現場で戦う医師のリアルな姿が描かれています。1人残さず命を救う!なんて綺麗事が言えない災害医療と言う特殊なシーンではあるものの、身近に起こり得る災害の中で活躍する医師の姿から使命感を奮い起こされる漫画です。
5:最上の命医
小児科医を主人公にした医療漫画。実際には起こり得ないようなドラマチックな治療シーンなどもありますが、東大病院の医師の監修を受けて、嘘や偽りがないよう配慮もされている漫画です。きっと読んだお子さんは格好いい医師に憧れてしまうでしょう。
番外編①:ブラックジャック
もはや説明するまでもないですね。「漫画の神様」手塚治虫先生による、医療漫画の金字塔的作品です。
天才外科医ブラック・ジャックが、神業と言われるメスさばきで難病を治していきながら、命とは、医療とは、そして医療現場の限界や課題まで考えさせられる漫画です。ただ、描かれている症例や手術シーンなどがフィクション性が高いので番外編とさせていただきました。
それでも、いまだに「医療漫画」の代表格とされ、現役の医師から支持されています。これを読んで医師を目指した方も多いことでしょう。手塚先生自身が医師免許を持つことから、リアルな面も持ち合わせ、大人から子供まで一度は読んでおきたい漫画ですね。
少し特殊ですが、防衛医科大学校という防衛省の運営する医師養成の学校物語の漫画です。防衛医大を卒業すると自衛隊の医官となるのですが、国民や人を救う崇高な志の医師が育っていく過程を全5巻でストーリー仕立てで理解することができます。防衛医大は入学すると学費は不要で逆に自衛隊員として給料やボーナスがもらえるため、経済的に一般の医学部は難しい家庭から進みたい学校の一つとして注目されています。
余談ですが、今の小学生の子供たち夢の現実。医師は年々下降気味!
今頃の小学生ぐらいの子供の夢は、私たちが小学生の頃になりたかったものとは様変わりしているのは知っているかと思います。
学研が毎年出している小学生白書によると
2019年度の結果を男女別に見ると、男子が将来就きたい職業
1位は「YouTuberなどのネット配信者」(5.8%)→YouTuberは初めて1位となった。
2位「プロサッカー選手」(5.5%)、「
3位プロ野球選手」(5.0%)、
4位「運転士」(4.7%)、
5位「警察官」(3.3%)、「
6位「医師」(3.0%)、
30年前は上位3つが「プロ野球選手」「一般サラリーマン」「プロ野球選手以外のスポーツ選手」でした。
一方、女子が就きたい職業
1位は「パティシエ(ケーキ屋)」で11.3%。
2位「保育士・幼稚園教諭」(5.0%)
3位「看護師」(4.5%)
4位「医師」(3.8%)
5位「花屋」
6位「ファッション関係」(同3.7%)
30年前の上位3つは「保育士・幼稚園教諭」「小・中・高の先生」「看護師」でした。
コメントでは、男子はユーチューバーと言う時代を反映した職業が出てきたこと、そして女子は医師が上位に入ってきたことが
特質すべきことだと書かれていました。
男女共に上位に「医師」が入ってきているのは心強いのですが、年々下降気味なのが気になるところです。私が子供の頃は、パイロットやスチュワーデス(現 キャビンアテンダント)があったものですが、いつの間にか上位から姿を消してしまいました。
この順位は子供に聞いたものですが、もし親の立場で我が子に将来ついて欲しいと思う職業と聞くことがあればきっと「公務員」「一部上場企業の正社員」そして「医師」と答えるのではないでしょうか。
共通するのは「安定した職業」であること。ある程度の収入が見込めること。あたりでしょう。
それでは、皆さんのお子さんが「医師」を夢見ることを願っています。