医学部合格を果たした家庭の体験を元にこれから医学部を目指す皆さんにアドバイス

国立大学医学部受験を普通のサラリーマン家庭から目指す人必読

医学部受験をした子を持つ親の体験談

普通のサラリーマン家庭の子供が医学部を目指すという事(小学生編)

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今回は、普通のサラリーマンって何だろうということを考えながら、その普通のサラリーマン家庭から医学部を目指すってどんな感じだったかを少し話していきたいと思います。我が子が小学生の頃まで戻って、父親の振り返りというか、戯言だと思って読んでもらったら嬉しいです。

目次

普通のサラリーマンってどういう事だろう?

何度も言っていますが、私は普通のサラリーマンです。でも普通ってどんなレベルのサラリーマンのことをいうのでしょう。自分で言っておいて何ですが。サラリーマンというのは、経営者ではなく給与をもらっている人を指す言葉なのはわかります。おそらく私も含めて世間一般のイメージは会社勤めをしている人のことをサラリーマンと呼ぶのでしょう。

普通のサラリーマンの年収はどうなのでしょうか?

国税庁「民間給与実態統計調査」によると、2018年のサラリーマン・一般の平均年収は男性が545万円、女性が293万円らしいです。この年収とはそう支給額なので、ここから厚生年金や所得税が引かれるので、実質の手取りは男性430万、女性240万といったところでしょうか。

ですから日本の典型的サラリーマン家庭像をイメージすると、

  • 共働き世帯年収が840万程度
  • 手取りで670万
  • 子供は2人
  • 住宅ローンを抱えている
  • 車は1台所有
  • もしかしたらペットに犬か猫を1匹飼っている
  • 親とは別居の核家族

となるのではないでしょうか。そういう意味ではかなり私は典型的サラリーマンと呼べそうです。平均より世帯収入がほんの少しだけ多いぐらいです。ちなみに我が家はワンちゃんです。

このような典型的なサラリーマン家庭だと、医学部を狙うにしても、子供を小さな頃から塾に行かせることでかなり教育費に投資することになり、生活は楽だとは言えません。家族旅行も年に1度が2度いく程度。しかも帰省を兼ねての事が多くなってしまいます。

典型的なサラリーマン家庭の父親とは

本当に平均的なサラリーマンに当てはまる私は、所得でもわかるようにそれほど出世しているわけでもなく、かと言って肩叩きに合うようなダメ社員であるわけでもない、これまた平均的な社員です(笑)。ですから、家庭でも、そんな尊敬を集めるとか、威厳を出しているとかではなく、普通の、本当にごく普通の父親ですね。あまり多くを喋る事がなく、家族の会話に相槌を打つ程度。どちらかというと女房の尻に敷かれている感じです(その方が家庭はうまく行きますからね)。子供たちには私がどんな父親に見えているのかは聞いた事はありませんが、小さな頃から一緒には遊んでやっていましたし、優しい普通のお父さんなんだと思います。なんか、こうやって自己分析していると、本当に私って普通なんだな〜と痛感します(笑)。でも昨今は、この普通というのがとても贅沢な事なんだろうと思いますよ。

普通って努力しないとその位置にはいられないんですよね。

普通っていうのはとても凄い事なんだと思います。普通の家庭、普通のお父さん、普通のサラリーマン。

 

そんな普通の家庭の子供は、これまた普通の大学に行き、普通のサラリーマンになるのが普通のことなんでしょう。なんか押し問答みたいですが・・・。そんな家庭の子供が、医学部を目指すとなると、これはもう普通じゃありませんよね。一大事です。

この一大事をやってきたのが我が家でした。妻が教育に熱心で、私は普通がいいのに、妻の熱意に押された感じで子供の教育には力を入れてきたんです。そして子供(上の子)が思惑通り、医者になりたいと言い出して、我が家の普通の暮らしが、いざ医学部に出陣!と梶を切った訳です。私のお小遣いは臨戦体制のもと配給が減りましたね。いわゆる「欲しがりません勝つまでは!」です。下の子は可愛そうだったかもしれません。

小学生の高学年から中学受験対策で塾通い。遊びたい盛りの子供が学校が終わったら塾に直行して夜の9時まで勉強の毎日です。ランドセルは教材で溢れ、入りきらない参考書を手に持っての登校でしたね。

妻とはよくそれで喧嘩しました。私は普通の子どもらしい生活をさせたいと。学校から帰ったら、ランドセルを投げ出して近所の子供達と晩ご飯まで遊び惚ける。ご飯食べたらお風呂に一緒に入って、宿題はしたのか?と怒る毎日。そんな普通の生活がいいと思っていたんです。

子供が毎日毎日勉強漬けの日々で、父親としてどうしてやったらいいのか悩むこともありました。でも、塾に車で迎えに行き、その帰りの車の中で、今日の出来事何かを子供と話す程度のことしかできなかったですね。勉強は、中学受験の内容は正直教えられるレベルではもはや無かったです。後、一緒に遅い晩ご飯を食べるとかもしました。勉強漬けなので、「宿題やりなさい!」と怒った記憶はないですね。寂しいことに。

そんな子供時代を過ごした事がない私は、本当に見守ってやるしか出来ない父親でした。

医学部を普通の家庭から目指すためには、小学生の頃から勉強習慣と効率の良い勉強方法を身につけさせる事が大切です。そのためには、小学校に通うだけでは全くダメで、進学塾に入れないと戦えないようです。その塾の中でも成績上位のクラスにいないと、医学部を目指す事は難しくなるようでした。これが現実でした。

私のような、普通の高校を出て、普通の大学を卒業した父親の子供が果たして医学部に合格する事ができるのか?それも、私立はお金が無理なので、最初から国立大学医学部一択狙い。超難関です。

でも、我が子が誇らしかったですよ。さすがに周囲には医学部を狙っているなんて言えませんでしたが、医学部を狙えるだけの努力をしている我が子がいるというだけで、なんか自分が偉くなったような気がしていました。普通のサラリーマンじゃなくなったような感覚です。自分が偉くなった訳じゃないんですけどね。

子供の小学校での生活ぶりはというと

私たちの住んでいる家は、サテライト都市で比較的田舎の雰囲気が残っている地域で、通っている小学校もごく普通の学校でした。子供と同じ学年で私立の中学を目指して受験するお子さんはうちの他に1人か2人程度だったようです。

ありがたいことに、我が子は健康で運動もできたため、塾に行っていることで学校でいじめに遭うようなこともなく、楽しく暮らしているようでした。ただ、集団下校する際に、我が子は塾に一人で歩いて向かうため、集団下校の仲間には入れず、寂しかったと思います。

ただ、塾には塾の友達が出来て、同レベルの学力で切磋琢磨できることで楽しかったようです。まるでゲームの得点を競うように、テストの点を競いあったり、謎解きクイズの代わりに理科や歴史の問題を出し合ったりしていましたね。塾の友達を自宅に招待して遊んだこともありました(当然親御さんとは連絡を取り合って迎えに行きました)。子供は子供なりに、その環境に順応し、楽しみを見つけるのでしょう。

父親は、そんな子供につかず離れずで見守りながら寄り添ってやればいいのです。母親とは役割が違うのですから。母親は、かなり勉強のこととか、目指す中学の研究とかを熱心にしていました。私は任せっきりにしていましたね。私までそれに熱中すると、子供の落ち着ける場所がなくなる気がしましたし、妻とは言い争いになってしまいますから。

父親としてあの頃を振り返って

小学生の時の子供の受験勉強の中で、父親が果たせる役割は、例えるならば、自転車を補助輪なしで運転できるように練習するときに、最初は自転車を後で支えてやりながら自転車をこがせ、慣れた頃にそっと手を離してやる・・・・・そんなことに似ているのかなと思います。子供が「お父さん、手を離さないでね、絶対だよ・・・」と言いながらも、スピードが乗ったところで手を離してやると、自力で安定しながらこげるようになるものです。

母親は、いつまでも手を離す事ができないものです。いつまでも子供のことが心配です。

それがお腹を痛めた女と、それを見ていた男の違いなのでしょう。

今ならこんな勉強のさせ方もできるのにと思うこと

我が子が小学生の頃は、まだコロナもなければオンラインなどということもそれほど言われていない時代でした。

今の時代、コロナのことが大きく影響し、急速にオンライン環境が整備され、テレワーク推奨の世の中でオンライン授業への意識や信頼性が高まってきています。

小中学校の義務教育の現場や、高校、予備校や塾といったところまで急速にオンライン授業が取り入れられています。

思えば、我が子は小学生の時、学校へ塾の教科書まで入った重いランドセルを背負い登校し、小学校から塾まで1人で向い、夜遅くまで勉強をする毎日でした。本当に可哀想な子供時代を過ごさせてしまったと思っています。ただ、医者になる親子の夢の実現のためでもあったので後悔はしていませんが。

それが今はどうでしょう。いろいろな進学塾や医学部系の予備校までオンライン授業が採用されています。そして何よりも、子供自体が学校でオンライン授業に慣れ親しんでいるではないですか。

もし、今この時代に我が子が医学部を目指すなら、私は迷わずこのオンライン塾を受けさせると思います。

もう大人が持っても重いランドセルを背負わせることも、1人で塾に向かわせるような危険なことも、そして親と一緒にいる時間を削ることも必要ないのです。

友達と集団下校で安全に帰宅し、自宅で安心してオンライン授業を受けられるのです。夕方には親も帰宅してそばにいて見守れて親も安心です。

通塾のための交通費や夜食代もかからなくなりますね。

ただし、数多くあるオンライン塾の中で、どれが本当に我が子に合っていて、学力UPに繋がるのかを見極めなければいけません。

そのためにも、HPで調べるだけでなく、できれば無料体験もしてお子さんの意見も聞いたほうがいいでしょう。長い間継続するには、そのオンライン塾がお子さんに合うかどうかが重要です。

幸い、今、ほとんどのオンライン塾が無料体験サービスを準備しているようです。

私も色々見てみましたが、そのうちのいくつかをご紹介しておきますので、参考にしてみてください。

そしてできればいくつか無料体験をされて、比較検討されることをお勧めします。

あなたのお子さんの夢にぴったりの塾が見つかるといいですね。頑張ってください。

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