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政治家の「大学辞めたら高卒ですよ」発言に思う

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立憲民主党の蓮舫議員が国会で発言した「大学辞めたら高卒ですよ」発言に思う

蓮舫議員個人への賛否は置いておいて、この発言につていろいろ思うところがあったので少し投稿させてもらおうと思います。

なぜなら、それは私の自戒の念と、今もその「高卒になる」という現実に怯えているからです。

どういうこと?と思われるでしょう。医学部受験を目指す親御さんならこれから嫌という程味わう思いなので(また受験生のみなさんもこの思いは同じだと思います)、よく聞いてくださいね。

ちなみに、私の話の前に、この蓮舫議員の発言に対するニュースを添付しておきますね。※引用:朝日新聞デジタル

 新型コロナウイルス感染拡大で生活に苦しむ大学生への支援をめぐり、立憲民主党の蓮舫副代表が29日の参院予算委員会で「学校を辞めたら高卒になる」などと発言した。SNS上で批判が出たことを受け、蓮舫氏は30日、自身のツイッターで「言葉が過ぎました」と謝罪した。

蓮舫氏は29日の参院予算委で、中小事業者ら向けの持続化給付金の対象に生活に窮した学生も入れるよう安倍晋三首相に提言した。その中で、「生活も成り立たない。学校を辞めたら高卒になる。就職どうなるか。奨学金を返せない」と対応を迫った。

この発言をめぐり、SNS上では「高卒をバカに」「学歴差別だ」などの批判が出た。

蓮舫氏は30日午後、ツイッターに「高卒で頑張っておられる方々に心からお詫(わ)びします」と投稿。「目指す目的のため奨学金で大学に入った学生が、バイトがなくなり金銭的に退学しか選択肢がない場合の人生再設計の前の支援を求めました」と釈明しつつ、「使う言葉が全く駄目です。申し訳ありませんでした」と謝罪した。

「大学辞めたら高卒」への恐怖

この「高卒」という言葉への恐怖には実は2つ意味があります。

一つは、我が子が受かるかどうかもわからない医学部受験の2浪目に突入した時

医学部は受からない人の方が多い学部です。そこに2浪目に突入した時、このままもしダメだったら、最終学歴が高卒のまま社会に出るしかないのか!という恐怖です。蓮舫議員と一緒で、高卒者をバカにする訳では決してありません。高校を卒業してすぐに社会に出るなら、大学に行く者より2年か4年早く社会経験を積めるというアドバンテージがあるでしょう。頑張れば報われる部分もあるはずです。しかし、大学受験に失敗してそれから社会に出るのでは意味が違ってくると思うのです。その場合、2浪の末の高卒です。いくら、医学部を目指していたと言っても、勉強のできる高卒でしかありません。逆に、自分は医学部を目指していたというプライドがある分、社会ではそれがマイナスに働くでしょう。

もちろん、国立医学部を諦めて他の学部を受ける、または私立のどこかの大学を併願して置くという手段もあるでしょう。でもおそらくその時点で、もう逃げの意識が芽生え、医学部合格は遠のくでしょうね。覚悟が違ってきますから。

医学部受験というのはその恐ろしさがあるのを覚えておいてください。

二つ目は、医学部に入学できたとしても卒業して医者になれるとは限らないということ

医学部はとにかく勉強しなければついていけない所です。留年率が非常に高いのです。このことは何度も他の記事でもお話ししてきましたよね。

特に1年、2年、4年、6年が留年率が高い傾向にあるようですが、1学年で5%前後は留年してしまうようです。留年が続いてしまうと放校(退学)となってしまう恐怖があります。

また、どうしてもついていけず、また医学部に入学した時点で燃え尽きてしまい自ら退学していく生徒も何人もいるのが事実なのです。

そしてなんとか6年まで進級出来たとしても、卒業試験で落とされる生徒も数パーセントいます。

もし、この中で医学部から脱落してしまうといくら頑張ってきたとしても大学中退で、最終学歴は「高卒」になってしまうのです。

純粋な高卒の人はその時点でもう社会人を数年経験して、社会人としての先輩です。ここで脱落した人は、これから高卒として再スタートなのです。そこから他の大学の他の学部に再受験する人もいるでしょうが・・・・・

まだ医学部生に襲いかかる「ふるい」はあります。医師国家試験に合格できない医学部生が10%前後いるのです。

世間では多くの方が医学部入学=医者になれる。と勘違いしていますが、実際は医学部に入学して卒業できても、それは医師国家試験を受ける受験資格を得られるというだけです。この試験をパスしなければ単なる医学部卒業生です。毎年の医師国家試験試験の合格率は90%前後です(再受験組は除く)。

100人が受ければ10人前後が医師国家試験に落ちてしまい、翌年まである意味フリーター、無職、国家試験浪人となってしまうのです。

こういう人たちに対しての予備校があるぐらいです。授業料が100万以上かかる場合がほとんどなので、ここまで来て、親に面倒をかけてしまうのは辛いでしょうね。

そして、おそらくこれが最悪のケースなのだと思いますが、この医師国家試験浪人組が翌年再度この試験を受ける訳ですが、なんとその合格率は50%しかないそうです。半数しか受からず、また来年の受験を目指すしかなくなる訳です。確かその場合の、要は再再受検組の合格率は20%ぐらいしかなかったかと記憶しています。どんどんモチベーションが下がってくるんでしょうね。

そして最後は医者になるのを諦めてしまうのです。そんな人、稀でしょう!と思うでしょ。毎年何人もいるのです。それが事実なのです。

医学部卒だけでは医療行為は行えません。薬剤師でもありません。臨床検査技師でもありません。単なる医療知識が豊富なだけの大人です。

医師国家試験に合格するまでは気を抜かず頑張り抜くことが絶対大切

医学部生の子供を持つ父親として「高卒」という言葉に怯える気持ちがわかりましたか?

あえて、これから医学部を受験するであろう受験生や保護者の皆さんにこんなことを伝えるかというと、この怖い事実を分かった上で医学部を目指す覚悟をして欲しいからです。医学部に合格した時点で燃え尽きて欲しくないからです。

そして保護者の方には、子供が医学部に入学できたことだけでホッとしないで欲しいのです。

医師国家試験に合格するまで本人も保護者も気を抜かない!それが大事です。

しかし、ひとたびこの医師免許を手に入れられれば、明るい未来、ステイタスが得られるのです。頑張ってくださいね。

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