医学部合格を果たした家庭の体験を元にこれから医学部を目指す皆さんにアドバイス

国立大学医学部受験を普通のサラリーマン家庭から目指す人必読

医学部を目指す受験生と保護者の皆さんに伝えたいこと

国立大学医学部の合格発表ですね

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国立大学医学部の合格発表ですね。

国立大学の発表は3月6日〜9日にかけてに集中していますね。早いところはもう発表がされて結果がわかっておられるでしょう。

皆さんはどうでしたか。

合格された方、本当におめでとうございます。小さな頃からの努力が実り、受験生本人はもちろん、親御さんも、家族もみーんな、本当にホッとしておられるでしょうね。よくわかります。合格がわかった時のあの安堵感といったら、本当に全身の力が抜けていくような、なんとも言えない感覚でした。

そして、残念ながら不合格だった受験生の皆さん、まだチャンスはあります。諦めないで後期にかけましょう。中には防衛医科大学の補欠合格に入っていて、繰り上げ合格待ちする人もいるかもしれませんが。諦めるのは後期の結果が出た後にしましょう。すぐに気持ちを切り替えて、ファイトです。

お子さんが合格された親御さんにお話ししたいこと

まずは、本当におめでとうございます。同じ道を経験してきた親として、今の親御さんの気持ちはよくわかります。さぞかし今日のビールは美味しいことでしょう。今日ばかりは、本当に頑張ってこられたお子さんを労ってあげてください。そして、支えてこられた親御さんや家族の皆さんも、本当によく頑張ってこられました。お疲れ様です。サラリーマン家庭から医学部合格を果たすのは並大抵の苦労ではなかったはずです。希望に満ちた未来が見えてきましたね。今日は家族でその喜びを心から噛み締めてくださいね。

しかしながら、医学部合格はようやく医者になるためのスタートラインに立てたにすぎません。これから6年間の大学生活での進級試験、そして国家試験などと勉強漬け、試験浸けの大学生活が待ち構えています。それは間違いのないことなので、覚悟してかかりましょう。

医学部合格=医者になれる。ではないのです。入学しても脱落していく生徒も大勢いるのです。

本人はもちろんモチベーションを維持しなければいけませんが、まだまだ親御さんの叱咤激励がなければ、どこかで油断し、気を抜いてしまうかもしれません。そうなると、あっと言う間に留年が待っています。99%一生懸命頑張っていても、1%の油断で留年する恐れがあるのが医学部の怖いところです。私の息子も1度留年してしまった苦い経験があります。医学部は履修した全科目の単位を取得しなければなりません。1教科でも落とした時点で留年です。

私たち親の時代の大学生活を思い出すと、一般の学部だったため、ある程度単位を落としても多めに履修して取り戻したりできて、代弁や居眠りしててもなんとか進級はできましたよね。医学部はそんなに甘くありませんから。ずっと勉強です。

ですから、親御さんは油断せず、お子さんの大学生活をしっかり見張っておいてください。もし、お子さんが一人暮らしをされるようでしたら、なおさら注意が必要です。信頼することも必要ですが、煙たがられてもいいので、留年だけは絶対にするなと言い続けてください。

ちなみに、ある条件下でですが、2回留年して3回目に進級ができないことがわかった時点で放校(ようは退学)ですからね。その時点で、エリート医学部生から高卒ニートに即転落です。

怖いですよね。

すいません、合格のお祝いメッセージを書こうとしたのですが、脅かすことばかり書いてしまいました。

でも、これから入学していくお子さんや親御さんに本当に伝えたいことだったのです。国立大学医学部在校生の親としてのアドバイスだと思ってください。

親御さんにもう一つ言いたいこと

お子さんの合格が決まった時点で、心も体も舞い上がってしまい、自分の子供が医学部に合格したことをどうしても言いたくて仕方がない気持ちになるはずです。私はそうでした。医者のお子さんが医学部に合格しても、どこかでそれは当たり前のように思われていて、良かったですねで終わるのかもしれません。

しかし、サラリーマンの職場ではそうはいきません。医学部に合格したことを自慢すると、祝福はされるでしょうが、どこか自慢話になってしまい、ひんしゅくを買ってしまうかもしれません。

私の時は、どこかで控えめに言っていたつもりでしたが、今思い返すと顔が真っ赤になる程、舞い上がって自慢しまくってしまっていたな〜と猛省ばかりです。

逆に今はその反動か、聞かれない限りは、絶対に自分の子供が医学部生だなんて絶対に言いませんけどね。本当に自慢か!って思われそうで嫌なんです。逆の立場なら自分は少し嫌な気持ちになると思います。この気持ちは、医学部生の子供を持ったサラリーマンの親あるあるネタのようです。

まあ、どこで聞いたかわからない職場の人が、お子さん医学部生なんだって!ってネタを振ってきたらさりげなく自慢しますけどね(笑)。

最後に

すいません、長々と精神論見たいなことを書いてしまいました。

何れにしても、合格を果たしたお子さんと親御さんは、まずは勝者であることに間違いはありません。今はその喜びに浸りましょう。何年もこの時を待ち望んでいたのですから。明日からは、入学の準備やら何やらで忙しくなりますから。

そして、まだ後期を目指すお子さんと親御さんは、次の勝者になることをお祈りしております。

 

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